インタビュー #創業支援

どんな内容で起業されていますか？

卵、乳製品、小麦・白砂糖を使用しないお菓子やパンを作って販売したり、教室を開催したりしています。ちょうど今年、実家の一部をリフォームして工房を作ったところで、週に2日、午後のみお店を開けています。
普段は、オーダーいただいたものを作ったり、7店舗ほど商品を置かせていただいているので納品に出かけたり、買い出しから納品まで全部一人でこなしています。土日はマルシェなどのイベントに出店することも多いです。
メニューの組み合わせやアレンジについては、その時々の思い付きで作っています。

お店のマークは、どういうところからきたんですか？

起業したきっかけについて教えてください。

起業にあたり、苦労したことはありますか？

注文期日に間に合わせるために家のことがおろそかになったりもして、娘たちに大変な思いをさせているのではと、家庭とのバランスの難しさを感じたこともありました。でも、二人とももう中学校・小学校高学年になり、留守番もできるし、ごはんも作っておいてくれることもあり、娘たちにも助けられながら仕事ができているなと感じます。
あとは、二年ほど前から「自分の工房が欲しい」「菓子製造業の許可を取れる場所が欲しい」とずっと考えていて、色々探したもののなかなか見つからず、古いワンルームマンションを借りて設備だけ整えようかとも思いましたが、安いところを借りてもガス代や電気代などの出費もあり、それ以上の売り上げをちゃんと捻出できるのか不安がありました。せっかくなら、もう少し金額を足して店舗販売できるようなところを探そうかとか、ネット販売とイベント出店だけにしようかとか考えたり、どのような形にするかはとても悩みました。
迷っている内に、父が「実家の一部を好きにしていい」と言ってくれたので、リフォームさせてもらい資格を取ることにしました。リフォームにあたり、銀行に融資をしていただきましたが、毎月の返済を家賃位だと思えば安いかな、それ位なら返していけるかなと思い、思い切って貸してもらいました。

今、何か困っていることはありますか？

嬉しいことにクッキーのオーダーをいただくことがとても多いのですが、クッキーはそんなに利益が上がらない割には手間と時間がかかり、作業が追いつかず夫が手伝ってくれています。忙しくさせてもらっていますが、時給に換算すると労力が見合っていないので、そこがこれからの課題だと感じています。ビジネスとして続けていくには、やり方を考えていかないといけないなと思っています。

住宅街の中に店舗がありますが、集客で工夫されていることはありますか？

起業してよかったことはどんなことですか？

色んな方に喜んでもらえることがやはり一番嬉しいです。アレルギーがあるお子さんをお持ちの方や、大人になって急にアレルギーになったという方も最近すごく多いんです。そんな方々から、食べられるおやつがあってよかったと喜んでいただけたり、いつも楽しみにしてくださっていたりするところが何よりも１番嬉しいことだなと感じています。
また、会社勤めのようにカチッとはめられることが苦手なのですが、自由に１人で色々考えて仕事ができ、気持ち的にものびのびできています。
起業して、素敵な方に出会える機会もすごく増えた気がします。昔からいつも良い方に恵まれているなと感じていますが、起業したことによって、イベント出展なども通じて、今まで以上に色んな素敵な方とのご縁が増えたように思います。

起業を考える女性にメッセージをお願いします。

女性にもっとどんどん活躍していってほしいですね。素敵なことができる人は、今すごく沢山いらっしゃると思うんですが、それをどんな風に仕事として結びつけるかや、どのように活動していくかが分からない方も多いように感じており、上手く仕事にできるような機会が増えるといいなと思います。頑張ってほしいですね。